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為楽当及時~再旅人kenのblog~

風林火山「母の遺言」

今日の風林火山は、
私が出演してる俳優の中で
(そのけだるそうな喋りによって)
最も嫌いな大井夫人の最後だったので、
(=主役だろう、と言うことで)
あまり期待してなかったのですが、
幸いにして大井夫人の出番はさほど多くなく、
結構面白く見られました。
勘助がしたり顔で色々画策しなかったのも
幸いだったのかもしれません(笑)

しかしまぁ・・・OPの前に大井夫人が、
「武田家が滅亡したら、
 それは晴信が父にしたことに対する報いである」
などと言ってましたが、
実際問題、当時の情勢下において、
「武田家が滅びる」などと言う発想をし得たのでしょうか?

武田家だけを見れば、
上田原の合戦、砥石崩れと連敗したあとでありますが、
その砥石城は落城しているわけで、
領国経営はおおむね安泰だったのではないでしょうか。
まぁ、明日をも知れぬ戦国の世、と言うならば、
それはそうかも知れないのですが・・・
ただ、史実として武田家は滅亡しているので、
それを意識しすぎた感は拭えないと思います。

面白いと感じたのは、足利憲政一派の・・・
いわば滅び行くもの達の美学と言いますか、そこあたりですね。
特に、長野業正(ドラマでは業政だったかな?)は、
箕輪城に訪問したこともあるので肩入れしたい武将(笑)
上州に残って、殿と越後勢がくるのをお待ちする、と言うなど、
なかなかかっこよく描かれていたのではないでしょうか(笑)

ただ同時にやはり上野に残ると言った妻鹿田新助が、
しかも妻が若君、竜若丸の乳母だったから残ると言ったその人間が、
結局裏切って、竜若丸を北条に差し出したので・・・
知らない人にしてみれば、
長野業正もそういう人間に見えてないかな、と・・・(^_^;)
あと、強いて指摘すれば、上杉憲政は1523年生まれ、
長野業正は1491年(又は1499年)生まれだそうですので、
俳優の年齢が逆転しているような感もあります。

そうそう、その竜若丸の最期ですが、
北条氏康に縄を解かれた上に刀を握らされ、
一騎打ちして果てるというものでした。
ドラマ的過ぎると言えばそうですが、まぁ良しとして、
しかし隣には自分を裏切った人間がいたわけで、
私だったらまず「この痴れ者が!」と手打にしたいところですが(笑)
どうなんでしょうねぇ。

この竜若丸の最期は、上杉景虎との対面の場で、
宇佐美定満の口から憲政に語られると言う形でしたが、
その場で、景虎が言った事、
「北条氏康はやがて討ち取ってご覧にいれます」
と言うようなこと・・・
この「やがて」と言うのは解せなかったかな?と。

すぐには出陣出来ないということでしょうが、
憲政が嫡男を置いて逃げてきたことに対する非難もさておき、
まこと義に篤い人物ならば、子を亡くした親の気持ちを慮って、
せめて、出陣したいのだが出来ない、と言うべきではないかと。
そこに、義に篤いと言う景虎の実像と、
ドラマの脚本に乖離があるような気がしました。
一応相手は、関東管領な訳ですし、
そもそも、非難することからしてどうなんだろう?と言う感もありますが、
それは(現代人にすれば)真っ当な感覚なので、
まぁよしとするべきでしょうかね。

あと気になったと言えば・・・大井夫人の夢と言うことでしょうか、
義信が晴信に「なぜ今川家を攻めるのか」と詰問するところと、
晴信が信虎と決別の会話をするところが
クロスオーバーしてるシーンがありましたが・・・
そもそも、「今川を攻める」と言うのが規定路線なのはおかしい。

武田家が今川家を攻めるのは、
今川義元が桶狭間の合戦により死亡し(1560年)、
跡を継いだ氏真が暗愚だからではないかと。
義信が晴信と対立するのは、
ドラマの現在(1552年前後)より10年以上あとのことですし、
この頃の今川家は最盛期で、義元もまだ若く(30歳過ぎ)、
武田家より勢力があったのではないでしょうか。
ここも、武田家が今川家を攻めたという、
現代からの視点からのみの脚本である感じがします。

大井夫人の死はどうでもいいですが(笑)
不動明王の前で、「あなたの心だけが分からない」と言ったこと、
この「あなた」が誰なのか?ちと分かりかねました。
普通に考えれば不動明王かな?と思うのですが、
「不動明王の心」とは・・・なにか特別な意味があるのでしょうか?

風林火山紀行は、上田市でした。
私が長野県(佐久市)に引っ越して、
真っ先に行った場所と言えば、
「小諸なる古城のほとり」の小諸城と、
真田家の本城、上田城でしたが、
上田市と言っても上田城は出てこず、
生島足島神社と別所温泉がメインでした。

生島足島神社は、その前を彼女と一緒に通り、
「ここは有名な神社だよ」と教えられたのですが、
当時の私はさほど興味が持てなかったので素通りでした(^_^;)
安楽寺八角三重塔や、北向観音は行った事あるのですけどね・・・
あまり大きなところではなかったかと思いますが、
こうして書いていると、また行きたくなりますね(笑)
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